憲法9条は日本国崩壊への呪いの言葉

<日本の戦争 何が真実なのか> 

田中英道[著] 育鵬社[出版]

(P243)憲法九条とは何であろう。つまり、日本が軍隊を持たずに、「内部の反乱、破壊活動」、すなわち「共産主義革命」を自由に行わせることであるのだ。スターリンの日本介入を望んでいたルーズベルトの真意は、まさに東欧、中国と同じように、日本に革命を起こし、そこから社会主義日本にさせることを意図していたことになる。・・・(中略)これでなぜ、日本共産党と日本社会党(今の社民党)という共産主義、社会主義政党が、「憲法九条の会」の担い手になっているいるか、その理由がわかるだろう。社会主義日本にするための「九条」、「日本国憲法」だからである。

私はずっと前から不思議でならなかった。どうして共産党が護憲政党なのか。そんな悪い冗談は止めてくれと思っていたが、どうやらそれは冗談ではなくて、戦後の仕組みにあったらしい。

彼らは今の憲法を使って、戦後の日本を占領したアメリカの了解のもとに、日本国を崩壊せしめ共産化するつもりだった。しかし、そのためにはまず、日本国民が自らの意思で天皇から離れることが必要だと考えていた。おそらくこれは、民衆が王を処刑したフランス革命とかロシア革命を前提にしていたのだと思う。

しかし、その計画は天皇を利用するということを取り込んでいたがために、まさにそのことで計画は崩壊してしまった。なぜなら、日本における天皇という存在を、彼らは理解しえなかったのである。天皇はいわゆる「王」ではないことを、浅はかな共産主義かぶれの頭では理解できなかったのだと思う。

天皇を家長として国民全体が家族である、古代から連綿と続くこの日本の信仰社会形態、おそらくアドラーの言う共同体感覚を、失うことなく持ち続ける我が日本。この地球上で人間が生んだ最高、最良の社会システムが日本にあることを、私は誇りに思う。

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