タイ旅行(3)

ワット・ポー(涅槃仏寺院)の巨大な寝釈迦像です。全長46メートル、高さ15メートル、金ピカりんの仏様です。

お釈迦様の足の裏です。お釈迦様の足の裏が平らなのは、決して偏平足だからではなくて、土踏まずが無いということもお釈迦様の32種類の特徴(三十二相)の一つだそうです。 バラモン教(古代インドの宗教)の宇宙観が108面の螺鈿細工で表現されています。

ワット・ポーの入場料は今年から100バーツから200バーツに値上げされてました^^; 飲料水1本との引換券付きで、この引換券を持ってお寺の裏手に回ると冷たいペットボトルの飲料水がもらえます。

ワット・アルン(暁の寺)入口です。 ワット・アルンは三島由紀夫の書いた小説「豊饒の海」四部作のうち第三番目の「暁の寺」のタイトルとして知られています。実は私もこの小説を読んで実物の暁の寺が見たくなりタイ旅行を決めたのでした。

三島由紀夫の「豊饒の海」四部作は、主人公の魂の輪廻転生とその傍観者の本多の物語ですが、三番目の「暁の寺」で三島は小説の主題として本格的に仏教の唯識思想を取り上げています。ただ、唯識では魂は輪廻転生しないのではと私は思うのですが・・・自分とは瞬間瞬間に生じる現象であり、その本質は無我。そして業(ごう)を担う輪廻転生の主体は阿頼耶識だと理解してます。

ワット・アルンの大仏塔は高さ16メートル、表面は細工を施された陶器で装飾されており、名前の通り朝日の中で見るのが良いのかも知れませんが、真昼の青空に浮かび上がるその姿は荘厳なものでした。また、ナイトクルーズでチャオプラヤー川から見るライトアップされたワットアルンも絶景だそうです。次回はぜひ見てみようと思います。

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