「 日々の雑感 」一覧

上司の心得

会社勤めを始めてはや三十数年、私はまもなく定年を迎えることになる。会社勤めの最後に残された時間を有意義なものとするため、自分の指針として。

・部下に報連相を求めるのではなく、部下が報連相したくなる上司たれ!
・部下に知恵を出せというのではなく、部下が知恵を出せる仕組みを作れ!
・部下に変われと言うのではなく、自らが変わって見せろ!

アドラーからの助言もおまけに;

「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。」

 

 


潜在意識に変わりたい自分の目標を伝えるには

潜在意識は「現状の自分」を、このままひたすら保とう、守ろうとします。なぜなら今ここにある自分はこのままで生きてきたという実績があるから、それに変わったら何が起こるのか分からないし、現状がどうであれ変わらない方が安全であると理解しているからです。

どんなに今がつまらなくても、なさけない状態であろうとも、この状態で生きてこられたということは、生命体である自分にとっては何事にも替えられない事実なわけです。下手に新しいことにチャレンジするよりも、このままでいた方が生命体としての自分は、少なくとも安全は保証されていると潜在意識は理解しているから、心でどんなに変わろう、変えてやろうとがんばってもムダになるわけです。

この頑固で融通の利かない潜在意識に、自分の変わりたい目標を伝えるにはどうしたら良いのか?

潜在意識は”言葉”では理解しない、”快”か”不快”かでしか理解できないのです。

・変わりたい自分の努力や行動に対して心地よいと感じる→潜在意識は目標を実現すべきことと理解する。
・変わりたい自分の努力や行動に対して苦しい感情を持つ→潜在意識は目標を避けるべきものと理解する。

だから、目標を数値化して、それが「義務」となり苦しいと感じるもとになるくらいなら目標は数値化しない方が良い。

目標に向かってどんな小さな一歩でも、その一歩一歩に喜びと心地よさを感じられることが大事である。
自分の喜びの為に目標に向かっているのだと、楽しく気持ちよく感じられることが一番重要である。

潜在意識が気が付かないような、ほんの小さな一歩から始めるのが良いです。
最初は、もっとやりたいと感じるくらいでやめておくこと。
もっとできるのに敢えてやらないのがポイント。

そうやって少しずつ、やることを増やして行くのが良いです。

これを日常生活にどのように応用するのか。

例えば、外国語の学習なら、参考書1冊のページをひと月30日で割って、一日あたり何ページ読もうというような計画を立てるのではなく、最初は半ページだけとか1ページだけにして、それ以上は読まない。もっと読みたいなぐらいで敢えて止めておくのが良いです。もっと読みたいなと感じる状態で敢えて止めるというところがポイントです。そして、少しずつ読むページ数を増やして行く。そうすると知らないうちにたくさん読めるようになります。

ジョギングなど運動においても同じ。苦しいと思うような分量は絶対に長続きしないです。最初のハードルはできるだけ低くして、物足りない、もっとしたいぐらいで敢えて止める。そして、少しずつハードルを上げて行くのが良いです。

嫌だと思っていて、ついつい後回しにしている仕事などやらなければならないことについても、とりあえずちょっとだけ取り掛かってみると、案外、勢いがついて夢中になることもよくあることです。最初から全力で取り組もうとするよりも、とりあえずちょっとだけ見てみようとハードルを下げるのが良い効果を生む。

 

 


トランプは米国復活の”切り札”となるのか!?

アメリカの第45代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。トランプ新大統領は就任演説でアメリカ第一主義を掲げ、アメリカの国益を最優先にする姿勢を鮮明にしました。

NHK NEWS WEB

 

 

トランプ氏の掲げる「保護主義」を警戒する発言が盛んにマスコミに垂れ流されていますが、「保護主義」を頭から悪しきものと決めつけて報道するところに何か意図的なものを感じます。これは、いつもどんなときでも円高が悪くて円安が良いような報道と軌を一にする流れ、つまり、お金さえ儲かれば自国の国民の生活など知ったことじゃないと考える経済界の有力企業の意思なのでしょう。消費者にとっては本来なら自国通貨が強いことは海外の品物を安く手に入れることができる大きなメリットですから。私個人としてはトランプ氏がまさにカードのトランプ(切り札)となることを期待します。